ARA2シナリオ集:遺跡探索2

【シナリオ名】妖魔の遺跡

【対象】強さを重視して組んだ3レベルの5人程度のバランスを想定しています。
放心を持たせた行動値の高いPCなら、おそらくボスは2レベルでも余裕で勝てます。

【依頼内容】制覇

【シーン0】導入:概要

基本的に、導入については以下のようになる。
舞台について決めていないならば、以下の概要さえ読みあげれば充分だ。
舞台を決めているのであれば、その舞台に応じたNPCに話させること。

ストーリー

妖魔の一団が遺跡に入る瞬間を目撃した…そんな情報が、あなた達に入ってきた。
どうやら、妖魔たちはその遺跡で何かをするつもりのようだ。

どのような目的で妖魔たちがその遺跡に入ったのか。
それを突き止め、妖魔たちを退治すればシナリオは終了となる。

今回予告

君たちが神殿で依頼を探していると、行商人がやってきた。
護衛の依頼かと思ったが、妖魔の一団が遺跡に入る瞬間を目撃したとのことだ。

様子を見る限り、おそらくそこは妖魔の巣になっているに違いないし、
妖魔が残した物が残っているかもしれない。また、妖魔が何か企んでいるかもしれない。

どちらにせよ、妖魔退治は価値あることである。
だが、そこには冒険者達を苦しめる罠や敵が待っていた。

アリアンロッド2E「妖魔の遺跡」
冒険の舞台がキミを待つ!

ハンドアウト

ハンドアウトは全員共通である。

PC全員用ハンドアウト

【コネクション】行商人 (関係:興味)

君達は同じパーティで冒険をしている冒険者である。
今日は神殿に依頼を探しに行くと、行商人が何かを神官に説明しているのが見えた。

おそらく、依頼の話だろう。そう思ってあなた達は行商人に話を聞くことにした。

ギルドの構成について

ギルドが未だに組まれていない場合、参加PC全員が持つ成長点を合計し、
10で割った値をギルド成長点に入れ、それによって算出されたギルド成長点をもって、
ギルドレベルを決定すること。 その後、それに合わせギルドサポートを取得する。

サポートとして、蘇生、祝福は有用である。3つ目以降は好みで選ぶとよい。

オープニング

シーン1:依頼について

シーンプレイヤー:PC1(他PC全員登場可能)
舞台:神殿(依頼所)

解説

依頼を探しに、神殿の依頼所に行くシーンである。

描写とセリフ

冒険者たちへの依頼は、多くが神殿が管理している。その方が効率的だからである。
一部に冒険者が泊まる宿で管理している依頼もあるが、多くの依頼は
神殿にあるのが普通だ。

そのため、今日も冒険者のあなた達は神殿に行く。
すると、行商人と思われる人が、依頼所の神官と話をしているようだ。

神官「はい…わかりました。とりあえず依頼として、出しておくことにします」
行商人「ありがとうございます。」

どうやら、依頼の話のようだ。

聞いてみる場合、以下のように話を切りだし、以下のことを説明する。
行商人「冒険者の方ですか。ちょうどよかった。遺跡探索してみませんか?」

  • この行商人は、トワドの海産物を輸入してラインに売る仕事をしている。
  • 行きに護衛の冒険者を雇い、トワドに向かっている途中、
    護衛の冒険者が途中で妖魔が遺跡に入っていくのを見つけた
  • しかし、彼らには護衛の仕事があるので遺跡を探索できない
  • そこで、冒険者向けの探索依頼として遺跡の情報を出すことにした
  • 実害はないので私から報酬は出ないが、妖魔たちが何か持っている可能性はある
  • ちなみにその妖魔の特長を聞いたが、多分オウガだと思われる

とのことである。
PC達が依頼を受けるのを渋る場合、依頼はこれしかないと言って受けさせること。

ミドルフェイズ

開始シーン:入口

解説

この扉には鍵Aが掛かっている。それ以外に罠はない。
目標値はそのままである。これが開けられないようなら論外である。

描写

遺跡の入口に着いた。扉は締まっている。どうやら、鍵がかかっているようだ。

【シーン1】大部屋

解説

入り口の大部屋である。上空にシャンデリアが灯っている。
この時点でシャンデリアを攻撃すればシャンデリアは落ちる。
落ちると暗闇状態になり、大きな音が鳴る。その際は特別なイベントを用意すること。

描写

おそらく玄関口と思われる部屋だ。
上にはもう光のついたシャンデリアが揺れている。

入口の他に扉が、左右にそれぞれ1つずつ、合計2つある。

詳細情報

左の扉(開けるなら、シーン2)を調べるなら、鍵も罠もかかっていない。
右の扉(開けるなら、シーン4)には、毒ガスの罠が用意されている。

【シーン2】左の廊下

解説

廊下である。左側、つまり奥の扉2つは食堂という同一の場所に繋がっている。

描写

どうやら、廊下のようだ。
今入ってきた扉の他に、扉は3つある。一つは目の前にあり、
残りは廊下の奥に左右にそれぞれ1つずつ。

右側の扉が入り口側だ。
なお、目の前の扉には上にプレートがかかっているが、内容はよく見えない。

詳細

トラップ探知するなら、以下のことがわかる。

奥の部屋の、入口の反対側の扉にも同じようなプレートがあるのが分かる。
どうやら、同じ場所に繋がっているようだ。

プレートのある方の扉には鍵も罠もかかっていないが、
聞き耳すると食事中と思われる音が聞こえてくる。
プレートのない方(奥側右、または入り口側)の扉には、ショットガンランチャーが用意されている。
また、聞き耳すると達成値9で妖魔がいることがわかる。

プレートのある方の扉を開くなら、シーン3へ。
プレートのない方の扉を開くなら、シーン7へ。

【シーン3】食堂

解説

妖魔たちが食事をしている。すぐにPC達を見つけ、戦闘が開始される。

描写

食堂のようだ。妖魔たちが食事をしていたが、君たちに気づいてそれを止め、
武器を構えた。どうやら、やる気らしい。

戦闘

【陣形】PC-5m-[トロウル(1-327)×2、バグベア(1-323)]

AIは前衛に適当に、つまり均等になるように攻撃するが、
既に慣れているなら、ランダムで狙っても構わない。
PL達が強かったり、5レベルの場合はAI強化を持たせて全力で後衛狙いをしても構わない。

詳細

彼らを倒したら、この部屋を探索できる。
このエリアを探索すると(探知判定)、目標値10で腐っていない「にく」が4つ見つかる。

【シーン4】右の廊下

描写

どうやら、廊下のようだ。
今入ってきた扉の他に、扉は2つある。
それぞれ廊下の奥に左右に1つずつ。左側の扉が入り口側だ。

詳細

このエリアをトラップ探索すると、目の前にコンシールで隠された扉が見つかる。
これは、手前側の右側に位置する。

隠れた目の前の扉(開けるとシーン5)には、それ以上の罠はない。
奥の右側の扉(開けるとシーン6)には、鍵Bが掛かっている。
奥の左側の扉(開けるとシーン7)には、鍵などは掛かっていないが、
聞き耳すると達成値9で妖魔がいることがわかる。

【シーン5】右側、手前の部屋

描写とその条件

この部屋は、廊下と違い壁にランプは着いていない。
ランタンなどを用意する必要がある。

ランタンを用意して火を付けた場合、以下のように話す。
なお、ランタンは部屋においても構わない。
誰が持つのか確認しておくこと。持たない場合は、それでも構わない。

客間に当たる小部屋のようだ。ベッドなどが用意されている。
テーブルの上には書類があり、内容からすると魔族は拠点を作りたいらしい。
この遺跡は、その拠点候補のようだ。

他に、何か手がかりがあるかもしれない。

詳細

このエリアでは、探知判定目標値10で詳細な目的などが書かれた書類が見つかる。
モンスター知識を行うこと。ヴァンパイア(1-329)の知名度を抜けば、
おそらくボスがヴァンパイア、あるいはその上位種であると思われる。

最後に、この部屋から出るときに「ランタンを誰かが持っている場合」、
ランタンをどうするか確認を取ること。

ランタンは片手を使うため、両手装備ができなくなるためである。

なお、Lv.3ならばこの部屋で休憩し、HPやMPを1回だけ全回復させても構わない。
バランスを見て検討すること。

 

【シーン6】鍵のかかった部屋

描写とその条件

妖魔が持っていた鍵で、この扉を開けることができた。
部屋は暗いようだ。ランタンを付ける必要があるだろう。

ランタンをに火を付けるか、既に付いていたばあい、以下のように発言すること。

どうやら中には武器と防具が置かれているらしい。
ほとんどは粗末な物だが、探してみれば使える物があるかもしれない。

詳細

探知判定で目標値13以上を出すと、フェザーアーマー(1-170)が手に入る。
13未満だと代わりにロンパイア(1-152,153)になる。

既にシーン5で確認が終わっている場合確認する必要はないが、
この部屋から出るときに「ランタンを誰かが持っている場合」、ランタンをどうするか
確認を取ること。ランタンは片手を使うため、両手装備ができなくなるためである。

【シーン7】中央の部屋

解説

妖魔たちが作業をしている部屋である。
作業中の妖魔が、君達を見つけ戦闘を開始する。

描写

この部屋には二つの扉があり、中央で妖魔が作業をしている。
どうやら、2階へ階段に行くためのがれきをどける作業をしているらしい。

妖魔は君たちに気付くと、作業の手を止め武器を取り、襲いかかってきた。

戦闘

【隊列】PC-5m-オウガアタッカー(2-216)×2、トロウル(1-327)
敵は基本的に前衛を狙うが、PC達が強いと感じている場合は
状況に応じて離脱して後衛を狙ってもよい。特に5レベルの場合は狙おう。

AI強化:集中攻撃を持たせ、1人の味方に集中攻撃するとダメージが乗ってよい。

このトロウルを倒すと、鍵Bが手に入る。
これにより、シーン6に行けるようになる。

これ以降、入り口に来るとシーン8が実行される。

クライマックスフェーズ

【シーン8】クライマックス

この時点でランタンがどうなっているのか確認した資料を出すこと。
ランタンを付けている場合と、付けていない場合で分岐するからである。

確認後、以下のように読み上げること。

入り口に戻ると、そこには網タイツの妖魔と思われる少女が
入り口に立ちふさがっていた。

少女はあなた達を見て、
「もう人間が入ってきたんだ。早いなあ。
こんな早くに奥の手なんて使いたくないんだけど、まあいいか。」

などと喋ります。この時点で、識別をするならどうぞ。

この間に攻撃しますと言う場合は、「識別をしなかったら」認めること。
なお、攻撃した場合は、以下のセリフを追加する。

「うわっ、ひっどーい!
人が話してる時に攻撃するなんて最低だ!あんた達なんか死んじゃえ!」

以上のセリフを話し終わったら、少女は上空のシャンデリアにファイアボルトを放つ。
すると、シャンデリアが落ちてこの部屋が暗闇になる。

この時、「PC側のエンゲージから、少しでも先に進むと」暗闇になり、
一切の暗闇状態の場所への遠距離攻撃は暗闇となるので注意すること。
ただし、ランタンの明かりが既に灯っている場合は、その影響はなく、
さらに少女に対して以下のセリフを追加する。

「あ、うそっ…対策済み?えっ、ちょっ…待っ…」

なお、戦闘中における、ランタンの点火は10ラウンドかかる
以上の注意まで読みあげたら、戦闘を開始すること。

【隊列】PC-10m-[ヴァンパイアメイジ(2-266)、ヴァンパイア×3(1-329)]

ヴァンパイアメイジは5人なら2倍、4人なら1.75倍…と言うようにHPを強化すること。
PC人数が1人減るたびに、ヴァンパイアの数が1匹ずつ減っていく。
PC達が撤収する場合、ヴァンパイアたちは暗闇からは外に出ない。
部屋をまたいで逃走する場合、暗がりから明かりに攻撃して光を消していく。
ただし、途中で扉を閉めた場合、ヴァンパイアたちは撤退を開始する。

ヴァンパイアは基本的に動かず、PC達を魔法で攻撃する。
この時、対象は集中しても構わない。

エンディングフェーズ

【シーン9】エンディング1
扉を閉めて逃げた場合、以下のように読み上げること。

君たちは一旦撤退するために隣の部屋に移り、扉を閉めた。
隣の部屋の吸血鬼は
「うーん。やっぱ逃げるか。ランタンも用意してるだろうし、撤退しましょ。」
と言っているようだ。

この時点で追うか追わないか聞き、追うなら同じようにシーン8から再開すること。
扉を開ける瞬間を狙うなら、感知判定で15を出せば扉を開けた瞬間にこちらも扉を開けられる。
その際、扉を開けるPCが一番前になる。

扉を開ける瞬間にPC達が扉を開けた場合は、ヴァンパイアは
1ターン目にムーブアクションで扉を閉める。

追わないか、判定に失敗したなら、開けた時には既にヴァンパイアたちは撤退している。

追う場合は、少女は戦闘前に以下のように話す。
「ありゃ、人間って好戦的なんだね。やっぱり私に逃げられるのは嫌?」

どちらにせよ戦闘に勝利するか、ヴァンパイアたちが撤退したら、シナリオ終了である。

【エンディング】

神殿に戻った後、ことの詳細を報告すると以下の通りに報酬がもらえる。

  • ヴァンパイアメイジを倒す:一人400G
  • ヴァンパイアメイジ達が撤退する:一人200G

また、ヴァンパイアメイジ達が撤退した場合、神殿は近くの警護に人員を割く。
それによってまた依頼が起こる可能性があることを示唆すること。

シナリオのクリア経験点は、ヴァンパイアメイジを倒したら11点、
ヴァンパイアメイジに撤退されたら6点である。

ヴァンパイアメイジに撤退された場合、ヴァンパイアメイジ達のパーティ分の
エネミー経験値は計算に入れず、合計経験点を処理すること。


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